[画像:Nvidia社製, GTX1080ti]
グラフィックボードとは?
グラフィックボードは上の画像のような、パソコンにおける映像信号を出力するパーツです。
最近では、マザーボードやCPUに内蔵グラフィックというものが登場して、グラフィックボードは必ずしもつけなければいけない、ということはなくなりました。
しかし、その内蔵グラフィックはあくまで補助的な存在。
内蔵グラフィックではWebサイトや動画などの軽い描写などにはなんら問題なく表示してくれますが、ゲームや、3Dなどの多くの処理を要求するソフトウェアを使用すると内蔵グラフィックだけでは処理し切ることができません。
そこで、グラフィックの機能を向上させるために、グラフィックボードというものを使います。
グラフィックボードの中にも、様々な種類があり、Nvidia社製のGeforce、AMD社製のRadeonなどがあり、初心者の方はどれがいいのかわからないと思います。
今回はそのNvidia社製のGeforceのグラフィックボードの性能、コスパを比較していこうと思います。
性能・コスパ比較
Geforceは現在、最も普及しているグラフィックボードです。
ベンチマークの数値はドスパラ様のページを参考にしました。
性能比較
~~性能比較表~~
(製品名内のSという大文字はSUPERという意味です。)
(実売価格は2020年1月9日の新品販売価格の表記です。)
順位 | 製品名 | ベンチマークスコア | CUDAコア数 | メモリ | 消費電力 | 実売価格 |
1 | RTX2080ti | 1270 | 4352基 | 11GB | 250W | 14万4730円 |
2 | RTX2080S | 1084 | 3072基 | 8GB | 250W | 8万4980円 |
3 | RTX2070S | 993 | 2560基 | 8GB | 215W | 6万5978円 |
4 | GTX1080Ti | 909 | 3584基 | 11GB | 250W | 7万6978円 |
5 | RTX2080 | 898 | 2944基 | 8GB | 215W | 8万6500円 |
6 | RTX2070 | 871 | 2304基 | 8GB | 175W | 4万9808円 |
7 | RTX2060S | 837 | 2176基 | 8GB | 175W | 5万2778円 |
8 | RTX2060 | 747 | 1920基 | 6GB | 160W | 3万5979円 |
9 | GTX1080 | 715 | 2560基 | 8GB | 180W | 7万6867円 |
10 | GTX1070Ti | 660 | 2432基 | 8GB | 180W | 8万730円 |
11 | GTX1660Ti | 635 | 1536基 | 6GB | 120W | 2万9654円 |
12 | GTX1660S | 621 | 1408基 | 6GB | 125W | 2万7845円 |
13 | GTX1070 | 594 | 1920基 | 8GB | 150W | 6万2000円 |
14 | GTX980Ti | 566 | 2816基 | 6GB | 250W | ~ |
15 | GTX1660 | 546 | 1408基 | 6GB | 120W | 2万3524円 |
16 | GTX1060 | 441 | 1280基 | 6GB | 120W | 3万2634円 |
17 | GTX980 | 422 | 2048基 | 4GB | 165W | 7万1279円 |
18 | GTX1060 | 410 | 1152基 | 3GB | 120W | 2万9980円 |
19 | GTX1650 | 366 | 896基 | 4GB | 75W | 1万5980円 |
20 | GTX970 | 352 | 1664基 | 4GB | 145W | ~ |
※価格は価格.comの売れ筋を高い順にして、玄人志向、Palitを除いた一番上の実売価格で表示しています。
(この表では、7世代以降の比較はしていません。なお、9世代は古いので価格を表示することができません。)
やはり、RTX群が上位を占めています。
しかし、コスパの方はどうでしょうか。
コスパ比較
~~コスパ表~~
今回は、実売価格/ベンチマークスコアで計算を行おうと思います。
小数点第1位未満は切り捨て、数値が小さい方がコスパが良いです。
順位 | 製品名 | ベンチマークスコア | 実売価格 | 計算値 |
1 | GTX1660 | 546 | 2万3524円 | 43.0 |
2 | GTX1650 | 366 | 1万5980円 | 43.6 |
3 | GTX1660S | 621 | 2万7845円 | 44.8 |
4 | GTX1660Ti | 635 | 2万9654円 | 46.6 |
5 | RTX2060 | 747 | 3万5979円 | 48.1 |
6 | RTX2070 | 871 | 4万9808円 | 57.1 |
7 | RTX2060S | 837 | 5万2778円 | 63.0 |
8 | RTX2070S | 993 | 6万5978円 | 66.4 |
9 | GTX1060 | 410 | 2万9980円 | 73.1 |
10 | GTX1060 | 441 | 3万2634円 | 74.0 |
11 | RTX2080S | 1084 | 8万4980円 | 78.3 |
12 | GTX1080Ti | 909 | 7万6978円 | 84.6 |
13 | RTX2080 | 898 | 8万6500円 | 96.3 |
14 | GTX1070 | 594 | 6万2000円 | 104.3 |
15 | GTX1080 | 715 | 7万6867円 | 107.5 |
16 | RTX2080ti | 1270 | 14万4730円 | 113.9 |
17 | GTX1070Ti | 660 | 8万730円 | 122.3 |
18 | GTX980 | 422 | 7万1279円 | 168.9 |
19 | GTX980Ti | 566 | ~ | ~ |
20 | GTX970 | 352 | ~ | ~ |
こちらではGTX16~群が上位を占めています。
しかし、RTX群も負けておらず、5位~8位です。
おすすめのグラフィックボード
グラフィックボードを選ぶ際に最も注意したいことは、購入後に性能不足なこと。
更に、動かすには十分な性能であるが、ゲーミングモニターには120Hz、144Hz、240Hzとあり、そのモニターの性能を最大限生かすことができない、などもあります。
そんなことが起きないように私がゲームごとに最適なグラフィックボードを選定してみました。
ゲームごとにロー、ミドル、ハイでカテゴリー分けしてみました。
ロースペックゲーム:Minecraft、CS:GO、LOL等
ミドルスペックゲーム:R6S、Fortnite、FF XV、GTA V等
ハイスペックゲーム:PUBG、APEX Legend、BFV等
120Hz~144Hzを安定的に出すことができるグラボ
ロースペックゲーム:GTX1660
ミドルスペックゲーム:RTX2060
ハイスペックゲーム:RTX2070
240Hzを安定的に出すことができるグラボ
ロースペックゲーム:GTX1660Ti
ミドルスペックゲーム:RTX2070SUPER
ハイスペックゲーム:RTX2080SUPER
最後に
グラボの選定はやはり難しいですね。
今回は少しでもわかりやすくデータを集めて、表にしてみました。
表にすることでわかることもあり、皆様のお力になれたのでしたら、幸いです。
初心者の方は、初めてのパソコン選びにミスをしないように慎重になりながら、構成を考えてください。
安い買い物ではないですからね…
それでは皆様、この記事を読んでくださり、ありがとうございました!
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