事前知識
DDR4のメモリを知ってもらう前に、まずは、パソコンのことについて知ってもらおうと思います。
既に知っている!DDR4について教えろ!という方は目次の「2.DDR4とは?」を押してください。
パソコンの仕組みについて
パソコンは様々なパーツを集めて、組み立てて、初めてパソコンと呼べるようになります。
パソコンは主に、中央演算処理装置(CPU)、主記憶装置(メモリ)、補助記憶装置(ストレージ)、電源ユニット、それらを繋ぐメインボード(マザーボード)と呼ばれるもので構成されています。
中央演算処理装置とは?
中央演算処理装置はネット上ではCPUと呼ばれており、Central Processing Unitの略です。
CPUは簡単にわかりやすく言うと、コンピューターの脳です。
しかし、脳とは言っても、自分で考えたりすることはできず、命令されたことしかできません。
ですが、命令されたことしか出来ない代わりに、演算速度は超高速、演算精度はほぼ100%です。
最近のCPUは一秒間に命令を20億回~50億回処理(CPU性能表では〇GHzと表記されている)することができます。
これが、中央演算処理装置の役割です。
主記憶装置とは?
主記憶装置は、CPUが処理するためのデーターを一時的に保存するためのパーツです。
主記憶装置は補助記憶装置と違い、アクセス速度がとても速いです。
しかし、容量当たりの単価が高く、補助記憶装置に比べると高価です。
さらに電源を切ると、記憶されていたものがすべて消えてしまいます。
メモリの機能の説明ですが、これは難しく、プログラミングなどをしている人なら説明しやすいのですが、やったことない方などはあまりピンと来ないかもしれません。
コンピューターは基本、変数というものを使って値を扱っています。
簡単に言うと、例えば、A君がリンゴを4個持っている、という説明があったとします。
この場合だとコンピューターは、Aという変数に4という数値を代入します。
イメージ的には下記の画像のような感じです。
代入した後は、4という値を直接使わずにAという変数を使用して計算をすることができます。
数学の公式みたいな感じで、この文字にこの数字を当てはめる…といった感じです。
これが、メモリの役割です。
補助記憶装置とは?
補助記憶装置は、皆さんご存じのUSBメモリなど、長期保存等に使用されるパーツです。
補助記憶装置は主記憶装置と違い、容量当たりの単価が安いです。
しかし、アクセス速度は、補助記憶装置の中でも高速といわれているSSDでも、主記憶装置の60~120倍ほど遅いです。(主記憶装置が早すぎるだけですが…)
補助記憶装置の機能は簡単に言うと、主記憶装置の補助役です。
ユーザーが動画を見たいと思ったら、動画ファイルを開きますよね。
この動画ファイルは、補助記憶装置に保存されています。
動画ファイルを開くと、補助記憶装置から主記憶装置へデーターが送られ、CPUで処理して画面に映し出します。
このように、補助記憶装置は主記憶装置の補助をします。
これが、補助記憶装置の役割です。
電源ユニットとは?
電源ユニットは名前の通り、電源です。
コンセントからくる交流100Vを、直流3.3V、5V、12Vに変換しているパーツです。
ただ、PCの電源ユニットはほかの電源は、スマホの充電器などとは違い、より安定し、定格の電圧が出せないと、コンピューターは動作不良を起こしてしまいます。
では、なぜスマホでは大丈夫なのかというと、保護回路があるからです。
デスクトップパソコンなどの保護回路は、基本的に電源ユニットにあります。
なので、壊れた電源ユニットを使用すると、すべてのパーツが壊れる可能性があります。
これが、電源ユニットの役割です。
メインボードとは?
メインボードはコンピューターのパーツ同士を繋げるパーツです。
さらに、電源ユニットからの電源を、各パーツに配電する機能もあります。
メインボードにはBIOSという、メインボード上に最初から必ずあるプログラムが存在します。
このBIOSはどんな役割を果たすかというと、メインボードに繋がっているすべての機器を制御・管理を行っています。
BIOSがあることによって、OSの起動、マウス・キーボード等の操作ができます。
これが、メインボードの役割です。
DDR4とは?
DDR4は主記憶装置(メモリ)の規格です。
DDR4に対応しているマザーボードに別規格のメモリ(例えばDDR3やDDR2)などをさすことはできません。
DDR4の中にもチップ規格というものがあり、そのチップ規格によりメモリの速度が変わります。
それが以下の表になります。(Wikipedia参照)
チップ規格 | モジュール 規格 |
メモリクロック (MHz) |
バスクロック (MHz) |
転送速度 (GB/秒) |
---|---|---|---|---|
DDR4-1600 | PC4-12800 | 100 | 800 | 12.8 |
DDR4-1866 | PC4-14900 | 116 | 933 | 14.9 |
DDR4-2133 | PC4-17000 | 133 | 1066 | 17.0 |
DDR4-2400 | PC4-19200 | 150 | 1200 | 19.2 |
DDR4-2666 | PC4-21333 | 166 | 1333 | 21.3 |
DDR4-2800 | PC4-22400 | 175 | 1400 | 22.4 |
DDR4-2933 | PC4-23466 | 183 | 1466 | 23.4 |
DDR4-3000 | PC4-24000 | 188 | 1500 | 24.0 |
DDR4-3200 | PC4-25600 | 200 | 1600 | 25.6 |
DDR4-3400 | PC4-27200 | 213 | 1700 | 27.2 |
DDR4-3600 | PC4-28800 | 226 | 1800 | 28.8 |
DDR4-4000 | PC4-32000 | 250 | 2000 | 32.0 |
DDR4-4266 | PC4-34100 | 266 | 2133 | 34.1 |
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まとめ
メモリは容量が多くて損はありません。
なので、できる限り容量重視で購入を検討しましょう。
それでは皆様、この記事を読んでくださり、ありがとうございました!
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